介護のお悩み解決ブログ

2023.3.30介護のお困りごとを福祉用具で解決! ~車いす編~

車いすは移動を助ける「車の役割」と、姿勢を維持してくれる「イスの役割」が合わさった道具です。

適切に選び、調節する事によってこの2つの役割が使う人の生活の幅を広げてくれます。

 

便利な道具ではありますが、利用する方の身体状況や、環境に合った車いすを適切に選ばないと、生活をしていく中で困ることも出てきます。

実際にお客様から頂いたお困りごとも合わせて、どのように車いすを選べば快適にお過ごし頂けるかをご紹介したいと思います。

 

車いすの選び方

 

車いすを楽に操作するためには、車いす自体をその人の体格に合わせ、駆動の仕方に合わせて調整をする必要があります。

車いすを動かすには、腕でこいだり、床を足で押したり、その両方を組み合わせたりと多様な方法があります。

その方法に応じて、後輪の大きさを選び、こぎやすい位置を調整し、合わせて座面の高さ、座面の傾き具合や背もたれの角度を調整する必要があります。

 

 

車いすの種類

 

車いすは大きく分けて、「自走式車いす」と「介助式車いす」の2種類に分けられます。

まずは「自走式車いす」と「介助式車いす」の違いからご紹介します。

 

 

 

自走式(自分で操作する自走用車いす)

自走式_車いす

車いすに乗っている本人がタイヤについているハンドリムを使って進むことができる車いすです。

もちろん自走式は介助者が後ろから押して進むこともできます。

 

 

【こんな方にオススメ】

このタイプは病院や施設、デパートなどの商業施設でも多く使われているタイプです。

普段から主に自走でしか車いすを利用しない方や、自力で操作する体力のある方に向いています。

タイヤが大きいため、ガタガタする道を移動することがある方は自走式の方が走行しやすく、振動も伝わりにくいので最適といえます。

 

 

 

介助式(介護者が操作する介助用車いす)

介助式_車いす

 

介護者が後ろから押して動かすタイプの車いすです。

自走用車いすよりも車輪が小さく、ハンドリムはついていません。

ブレーキも介助者が使いやすい位置についています。

 

 

【こんな方にオススメ】

自走式とは違ってタイヤにハンドリムがない分、幅がコンパクトになります。

自力では操作できない方に向いています。

自走式よりもコンパクトで軽量なため、外出用の車いすとしても最適です。

 

 

 

お客様からのご相談と車いすの紹介事例

 

車いすを利用するうえで、様々なお困りごとも出てきます。

実際にお客様からダスキンヘルスレントへ寄せられたご相談にダスキンヘルスレントがオススメする商品をご紹介します。

ぜひ参考にしてみて下さい。

 

 

自力で走行する事はできるが、ベッドへ移乗する時に肘掛けの部分が邪魔になるので、肘掛けの部分が外れるタイプはありますか?

 

ウェイビットプラス_自走式

自走式 ウェイビットプラス

 

利用者の視点で座り心地と移乗しやすさを追求した多機能型車いすです。

肘の跳ね上げと脚部のスイング機能が、ハンドルを握ることで簡単に行えます。

 

 

車に乗せて移動したいので、軽量の車いすを探しているのですが・・。

 

ふわりす_自走式ふわりす_介助式

 

自走式・介助式 ふわりす

 

移乗のしやすさ、収納のコンパクトさをプラスした軽量型車いすです。

重量は自走式も介助式も約10キロなので、女性や力の弱い方にもオススメです。

 

 

屋内で利用するのに狭い場所も移動しやすくて、小回りのきくタイプの車いすはありますか?

 

SKT-5_自走式

 

自走式 SKT-

 

コンパクトな上、6輪車のため廊下の角などの狭い住居内もスイスイ通れます。

脚部は開閉ができ、かつ取り外しができるので、足元にスペースができてベッドへの移乗の際に便利です。

 

 

車いすをさらに快適にご利用いただくために

 

身体状況や体格に合わせて最適な車いすを選んだうえで、さらに快適に車いすをご利用いただくためにオススメしているのが、車いすクッションです。

クッションの役割は、除圧や姿勢の保持、床ずれ防止にもなります。

素材や構造の違う商品も多数ありますので、ご紹介します。

 

 

クッションの種類

 

ウレタン

 

一般的なクッションで、除圧効果は低く水分を吸収しやすいので、長時間使用する際は定期的な交換が必要になります。

 

 

組み合わせ型システムクッション

 

圧力を分散する能力が高いため、姿勢が安定します。

 

しかし、取り付け可能な車いすが限られているので、選ぶ際には注意が必要です。

アウル_サポートセット_2アウル_サポートセット

アウルサポートセット

 

 

ジェル状クッション

 

からだが沈み込むので、接触面積が広くなり、体圧が分散されます。

薄いものでも、除圧効果が高く、長時間使用しても効果は持続されます。

 

デュオ_ジェルクッション

デュオジェルクッション

 

 

空気圧調整型クッション

 

軽量、やわらかな使い心地、高い通気性が特徴です。

正しい空気圧に調整し、定期的な空気の補充が必要になります。

ふくらませ過ぎると、除圧の効果がなくなり、姿勢が崩れる原因になるので注意が必要です。

 

リフレックス_クッション_2リフレックス_クッション

リフレックス

 

ウレタン+ジェル状クッション

 

ダスキンヘルスレント大分南ステーションのオススメ商品!!

姿勢が崩れる心配がなく、座位が保てる方に使いやすいタイプです。

座った時の圧力を大腿部まで均等に分散するため、いつでも快適な座り心地です。

厚みが4cmあり、フラットなスタンダードタイプなのでオススメしています。

アウル_REHA_レギュラーアウル_REHA_レギュラー_2

アウルREHA レギュラー

 

 

ダスキンヘルスレントで車いす生活を快適に

 

ダスキンヘルスレント大分南ステーションには「福祉用具専門相談員」の資格を持ったスタッフがいます。

数多くの経験実績と知識を生かして、お客様の抱えるお困りごとを丁寧に解決していきます。

車いすのことだけでなく、介護のことでお困りの際はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 text= AIDA LINK㈱介護事業部