魅力的なイベント演出には、高画質で迫力のある映像表示が不可欠です。
近年、映像を使ったマーケティングやイベントが盛んになっており、イベントの成功において、同じ時間・空間を共有することで参加者が「一体感」を感じることができるかどうかがとても重要な要素となります。
しかし、会場の広さやレイアウトによっては、HDMIケーブルの長距離配線が必要となり、映像の劣化や信号の不安定さが課題となります。
長距離配線となるとお客様自身で行うのは難しく、光ファイバーケーブルなど取り扱いが非常にデリケートなものもあるため、注意が必要です。
目次
【長距離HDMI配線】スポーツイベントでの成功事例
依頼内容
- スポーツイベントで、ノートパソコンの映像をメインモニターと約50m離れたサブモニターに表示したいという依頼を受けました。
HDMIケーブルの基礎知識
- 距離の制限と光ファイバーHDMIケーブルの必要性
- 通常のHDMIケーブルは15m程度が限界で、長距離配線には光ファイバーHDMIケーブルが適しています。光ファイバーは信号の減衰が少なく、高画質・長距離伝送が可能です。
長距離分配の課題と解決策
- 光ファイバーHDMIケーブル
高速・高画質伝送が可能で、安定した映像表示を実現します。
特に長距離で最高品質のオーディオとビデオの伝送を求める場合に適しています。
- SDI変換
HDMI信号をSDI信号に変換して伝送する方法。長距離伝送が可能ですが、変換器が必要でコストがかかります。
- HDMIエクステンダー
LANケーブルを使用してHDMI信号を延長する方法。比較的安価ですが、画質の劣化や遅延が発生する可能性があります。
光ファイバーHDMIケーブルを選んだ理由
光ファイバーHDMIケーブルは長距離でも非常に正確かつ確実に信号を伝送できます。
イベント当日の変換(SDIやエクステンダー)による不具合を回避するため、今回は、高画質・安定性を重視し、光ファイバーHDMIケーブルを選択しました。
事前テスト(事前検証)の重要性
テスト環境
- 使用機材
50mの光ファイバーHDMIケーブル、4K対応分配器、4Kモニター、フルハイビジョンモニター
テスト結果
- 映像・音声の品質確認
遅延なくクリアな映像と音声を確認しました。
- 複数モニターへの分配テスト (最大150m)
分配器を2台使用し、最大150mまでの延長と5台までの4Kモニターへの分配を確認しました。
異なる解像度のモニターを混在させる場合は、分配器の互換性に注意が必要です。必ず実機を使用してテストを行い、 互換性を確認しましょう。
イベント会場での配線
光ファイバーHDMIケーブルの取り扱い注意点
- 曲げ半径の制限
急な曲げは断線の原因となるため、指定の曲げ半径を守って配線します。
- 引っ張りへの弱さ
無理に引っ張ると断線する恐れがあります。
- ケーブル保護の方法 (ワゴンモール)
人通りの多い場所では、ワゴンモールでケーブルを保護します。
光ファイバーHDMIケーブルの極性
- ソース側とディスプレイ側の接続
光ファイバーHDMIケーブルには向きがあるため、ソース側とディスプレイ側を正しく接続する必要があります。
方向を守って接続しないと正常に映像や音声が伝送されないため、光ファイバーケーブルを使用する祭は、ケーブルの端子の表記を確認が大切です。
成功のポイント
事前テストの有効性
事前テストにより、機材の互換性や配線の問題点を事前に把握し、本番でのトラブルを回避できました。
AIDA LINKでは事前の現場確認や動作テストを無料で行う事ができます。
適切なケーブル選択と丁寧な配線
高品質な光ファイバーHDMIケーブルと丁寧な配線により、高画質で安定した映像表示を実現しました。
AIDA LINK ダイイチレンタリースのご紹介
AIDA LINK ダイイチレンタリースは、九州エリアでイベントの映像・音響機器レンタルや設営サービスを提供しています。
- 大型モニターレンタルサービス
様々なサイズの大型モニターをレンタルできます。
1日だけの短期利用から長期利用までレンタル可能です。
- 専門スタッフによる最適なソリューション提案
経験豊富なスタッフがお客様のニーズに合わせた最適なシステムを提案します。
事前の現場確認から当日の配線まで当社スタッフにお任せ下さい。
長距離HDMI配線や大型モニターのレンタルに関するご相談は、AIDA LINK ダイイチレンタリースまでお気軽にお問合せください。